同友会より−お知らせ

【20.03.17】お互いに支え合い、難局を乗り越えよう【代表理事談話】

山梨同友会 会員の皆様へ

【代表理事談話】
                      山梨県中小企業家同友会
                      代表理事  北原 正倫
『お互いに支えあい、難局を乗り越えよう』

 この度のCOVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大とその抑制対策により、国内外で様々な影響が出ており会員の皆様もその影響を被っていることとお見舞い申し上げます。山梨同友会でも2月26日から3月2日まで会員対象の緊急アンケートを行ったところ、114事業所から回答をいただき、その内「マイナスの影響がある・見込まれる」が8割を超える結果となりました。
 また、今後の影響長期化の懸念もある中、中小企業家同友会全国協議会・広浜泰久会長談話においても、
『「一社もつぶさない」という気概で』とあるように、それぞれの企業ででき得る限りの努力をすることとお互いに支えあう気概を持ち続けることが大切です。
 そこで、会員の皆様に以下の3点を呼びかけます。

1.自社の存続と雇用を守ることを最優先に(全社一丸となって企業存続を)
「いかに環境が厳しくとも経営者には会社を維持・発展させる責任がある」
この『労使見解』冒頭の「経営者の責任」に明示されているように、経営者として全力で問題解決にあたり、企業存続に注力しましょう。そのためにも全社員の力を結集することが大切です。「従業員とその家族の健康を守る」「雇用を守る」ことを明確に示し、共に手を携えてこの難局を乗り越えましょう。
また、特に当面の資金繰りには注意し、充分な資金を準備するとともに、影響が長期化した際の対策を検討しましょう。 さらに、今回のことを教訓としたBCP立案をすすめましょう。

2.お互いに声をかけ、支えあおう(一人で悩まないで)
 会員同士はもとより、会員でなくとも、地域の経営者同士声をかけ合って、また、電話やITツール等を活用し、情報交換や知恵を出しあい励ましあうことで困難な局面を乗り越えましょう。行政等の支援施策も積極的に活用し、不明な点や不安なことは理事や支部幹事、経営相談室の相談員、事務局にご相談ください。また、施策の改善要望等がありましたら至急ご連絡ください。山梨同友会、中同協事務局は関係機関に対して改善要望等の提出を随時実施しております。

3.「国民や地域と共に歩む中小企業」の実践を(悪徳商人にはならない)
かつて第一次オイルショックの際、中小企業家同友会全国協議会は「私たちは便乗値上売り惜しみ等をする悪徳商人にはならない」との声明を発表しました。国民生活が困難な局面の今こそ「国民や地域と共に歩む中小企業」として、必要な商品・サービスを提供し、地域の暮らしや経済を守る担い手・インフラとして力を発揮しましょう。また、正確な情報に基づいた冷静な行動を心掛け、過度な自粛ムードにより日本経済・地域経済がこれ以上委縮することのないよう取り組みましょう。

 中小企業家同友会は60年以上の長きにわたり、中小企業の諸課題に直面した際に、地域や日本経済のために尽くしてまいりました。今こそ、これまで以上に同友会として、地域社会の一員として、日本経済の一端を担う者として連帯し、今だからできることは何かを考え、たくましくしなやかな経営実践に努めるときです。
「一社もつぶさない」「つかんだ手は離さない」を心に留め、この難局を乗り越えましょう。

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