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【2011.1.1】新春を迎えて

新年あけましておめでとうございます


『今年こそ地域に根ざした同友会を』
             代表理事 中村猛志

○新年あけましておめでとうございます。

 昨年6月には全国の同友会が2003年から学習・制定運動を進めてきた「中小企業憲章」が閣議決定され「中小企業は経済を牽引する力であり、社会の主役である」ことが宣言されました。
 大変喜ばしいことであると同時に、私たち中小企業家が確信と誇りをもって企業づくりに取り組むことが期待されています。
 山梨同友会では、新しい各支部長のご活躍で同友会活動がスムーズに進行できました。特に、経営労働委員会の目指している経営理念づくりの成果が顕著でした。多くの会員が経営理念作成に向けての取り組みに力を注いでいました。わざわざ長野県へ出向いて作成にあたり、皆様の熱心な姿勢に感心させられ今後の同友会の飛躍を期待致しました。

○400名会員を達成して、同友会ならではの学びを深める

 新年を迎えるにあたり山梨同友会は400名の会員達成を目標に掲げ、地域に根ざした企業経営や経営計画の立案と経営の自計化がスムーズに行われるような取り組みを特に力点として活動していきたいと思っております。
 本年はさらに経済的に不安定な年になると予測されるため、各企業のキャッシュフローが見えにくくなり、設備投資等への計画が立てられなくなるといった懸念材料が数多く生じてくるのではないかと考えます。それらを改善するためにも、しっかりとした経営指針づくりが必須となってきます。企業理念をつくり、方針・計画と同友会ならではの学びを深め、会員相互の情報の共有をし、引続き“良い経営者”を目指していきたいものです。
 近頃、会員各々の積極的な姿勢が強く表れてきているように感じます。この状況を維持及び更に盛り上げ、全会員で新しい一年を勝ち残って欲しいと願っております。

○「新春の集い」で不況を乗り越える

 また、この1月の新春の集い(合同例会)には『カシオサポートシステム株式会社・代表取締役 寺田秀昭様』に記念講演をして頂ける事になりました。寺田社長とは、昨年私の友人のおかげで出会うことができました。寺田社長とお会いしお話をさせて頂いた事で改めて、世界に向けたカシオを創り上げてきた方であると確信致しました。お話を伺うなかで、非常に胸に響くお言葉がありました。
『我々は企業に生かされているんだ』『常に会社に感謝』『心願』『道縁』この四つです。今も私の心に強く残り、日々考えさせられるものとなりました。
 寺田社長は、アメリカ・カナダのCEO兼会長も歴任されており、現在は東京でご活躍されております。大手企業ならではのお話の中からは、想像もつかない程の自主的なご苦労をなさっていた事など、私たち中小企業経営者がいまだ知りえない世界観などを学ぶ事ができるかと思います。新年例会では、寺田社長の素晴らしいお人柄にふれる事ができる歓びを、多くの会員と共有し、この不況をも乗り切る大きな足がかりとなることを願います。

○同友会活動を地域の発展につなげる

 本年も日本経済が大きく変革しています。また、中国の急速な発展や全ての産業構造の変化がおきている現状をみると、中小企業経営にとっての会社の羅針盤ともいえる“経営指針づくり”を最優先事項に位置づけ取り組んでいく必要があるのだと思います。
 今年は同友会員それぞれが何に対しても明るく、何に対しても前向きに、そして人との出会いを大切にし、全てに感謝し、人に対しての喜びが持てるような一年を送れたら…と望みます。
 400名達成の年です!!全会員一丸となり、同友会活動を地域経済の発展につなげていきましょう。

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