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南支部7月例会

「社員共育こそ、企業を持続的発展に導く」

望月編織工業(株) 望月 靖之 氏
◆座長報告: 望月編織工業(株) 望月 靖之

 今回の報告、「社員共育こそ、企業を持続的発展に導く」は井上氏が、自身の社長就任以来、現在に至るまで、試行錯誤しながらも、「共育」という言葉をキーワードに、どの様に社員ひとりひとりと接してきたのか、ざっくばらんに話して頂きました。
 井上氏にとっての「共育」とは、一方的な「教育」ではなく、経営者、従業員の枠をなくし、「共育」(共にはぐくむ)というスタンスでの会社経営をなさっています。企業では敬遠しがちな、月次決算を社員全員で行ない、経営感覚を共に磨いたり、会社においての存在意義を個人の面談によって共に明確にしています。
 また、自社開催の研修会、勉強会の多さにはびっくりですl経営者の勉強、研修好きはよく見受けられますが、社員と共に学び共有し、少しずつ仕事におとしこんでいる姿は、井上氏の社員への謙虚な姿勢を感じました。
 さて、この様な取り組みも初めの頃はなかなか素直に受け入れられなかったみたいです。
 しかし、元来、学ぶ事への欲求は誰しももち合わせているのでしょう、楽しい事なのです。まして職場で共に学びあえるのならば尚更です。
 いつの閑にか、社員自ら会社にアイデアを出し合うようになっていったようです。
 私が思うに、大切なのは、社員ひとりひとりが経営者の視点に立って考えるという事なのかもしれません。そして、そんな社風を井上氏は自然と作り上げてきたのでしよう。
 さて近年では、CSR(企業の社会的責任)にも力を入れ、地域社会とボランティア活動を通じて自社の社会的責任の構築に努めておられます。南支部でも例会のテーマになったCSRの取り組みの実例として個人的にもまたお話を伺いたいと思っています。
 最後に報告者の井上雅博さま、同友会の皆さまに有意義な時間を過ごせた事を感謝致します。

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