『社会人の第一歩』~新入社員研修会~
6月24日、甲府市総合市民会館にて2011年度の新入社員研修会が開催されました。
当初、4月の合同入社式に引き続いて開催される予定でしたが、震災の影響により延期されていました。
当日は会員企業の新入社員26名が参加し、社会人としての心構えとビジネスマナーの基本を学び、他社の社員との討論の中から自らの課題を導き出しました。
社会人と学生の違いは何か
第一講座では「就職された皆さんへの期待と社会人としての心構え」と題して、共育委員長の向山氏より問題提起がありました。
講座の中では、学生とは違い、会社の一員としての自覚を持ち仕事をしてくことの重要性、自分勝手な行動は会社全体の評価、責任となり、最終的にはお客様に迷惑をかけてしまうこと。 また、常に経営理念を意識して日常業務にあたり、心のこもった挨拶、時間を守ること、整理整頓の重要性が提起されました。
さらに、一年目の新人であることをチャンスと捉えて、分からないことは素直に聞くこと、与えられた業務に関しては仕事の意味を考え、主体的に知識や技術を学びながら正確に理解していくことが自らの成長につながることが強調されました。
マナーとは何か
第二講座では、ビジネスマナーの基本を学びました。
冒頭、マナーの語源を紐解きながら「マナーとは、その時代、その瞬間、その社会で要求される人間の社会的行為のあり方」であることを共通の認識とし、その人の生き方がマナーに現れてくることを学びました。
さらに、マナーに問題があれば、その人自身の問題ではなく、会社全体の評価になってしまうこと、会社の教育力、実力が見抜かれてしまう怖さがあることも確認しました。
社会に役立つ人材になりたい
研修の中では「何のために働くのか」というテーマでグループ討論を実施し、他社の社員と社会人一年目の課題や目指す姿を深めました。
新入社員からは「仕事には大きな責任が伴う。従って学生の頃とは学び方も変えていかなければならない」「自らの行動が常に会社の評価となることを忘れずに業務にあたりたい」「お客様の喜びのために働きたい。それが自らの成長にもつながり、社会に貢献できる人材への第一歩である」といった学びが交流されました。
半年後にはフォローアップ研修会を実施
研修会のまとめでは、経営者より新入社員の皆さんに各社での活躍を願うエールが送られました。
半年後にはフォローアップ研修会が開催されます。今回の研修に参加した全員が集い、成長を確認し合えることを願い、閉会となりました。