生き残りをかけた企業戦略
◆座長報告
(株)ふとんの白根 河野芳樹
甲府支部2月例会は、東支部支部長 (株)SPC 代表取締役の橘田孝一社長より「生き残りをかけた企業戦略」~人の力が全ての力~と題してご報告頂きました。
最初にレジュメが配られましたが、そこから橘田社長ならではのアイデアが出されており、筆記テスト方式の答え合わせをしながら、という斬新なもので、まずは参加者の心を引き付けることから始まりました。
会社は平成16年に創業し平成19年に合併され現在に至るそうですが、創業のきっかけは予備校の講師時代にインターネットの世界に可能性を見出し知人と創業され、現在は19名の社員様と共に『人を活かす経営』を実践されており、特に社員教育の重要性についてお話されました。年間約2ヶ月に相当する時間を社内研修に費やすとのこと。
また、「超時間短縮法の実践」年間300時間圧縮に成功、その他、社内独自のルールをいくつも確立され、それを社員全員で共有、実践、そして、実績を残されていることは、橘田社長の経営者としての理念、また生き方の指針からだと学ばせて頂きました。
現代のハイテク技術を使いながら無駄を削減し、昔ながらの人とのコミュニケーション(会話)を大切に現状の流れを感じ取りながら社員全員で理念実現へ向けた企業活動は、今後も注目させて頂きたいと素直に思いました。
参加者の皆さんも、報告中の橘田社長を見つめる真剣な眼差しや、こまめにメモを取られている仕草が大変印象に残りました。休憩後のグループ討論は、『生き残りをかけて、どのように人を活かすか?』というテーマで行いましたが、活発な意見交換がされながらも、素早くメモを取る様子に改めて良い討論会だったと感じました。
今回初めて座長を務めさせて頂きましたが、ただ報告を聞いて学ぶのではなく、より報告者に近い環境で学ばせて頂いたことは本当に良かったです。参加される社長様方一人ひとりが教科書の1ページであり生き辞引きだなと感じ、改めて同友会運動の素晴らしさを確信致しましたことを今回の座長としてご報告させて頂きます。ありがとうございました。