『経営指針は会社経営の羅針盤』
南支部2月例会では「経営指針は会社経営の羅針盤~感覚経営から戦略をもった経営へ」と題して、長野同友会の「経営指針をつくる会」に参加した2名の方から報告をいただきました。
今回、経営指針を作成した、望月靖之氏(望月編織工業(株)・後継者)からは、長野同友会の経営指針をつくる会に参加したことで、自社の存在意義や強み弱みをじっくり考えることができたこと、また、経営指針作成の際には科学性・社会性・人間性を持った「経営理念」が第一に重要であることが実体験を交えて報告されました。
また、経営指針を作成してから、社内に発表する準備をしており、どう社員と共有するかが課題といいます。
同じく、今回初めて経営指針を作成した三木仁氏((株)三木工務所・代表取締役)からは、これまで、全くといっていいほど感覚的な経営をしてきた、社長の役割としてまずは経営理念を作成し、方針、計画までの経営指針を作成していくことが会社経営にとって決定的に重要であることが報告されました。
三木氏は、経営理念を作成する段階で社員を交えて議論したといいます。そのことによって、改めて自社の存在意義、本当のお客様は誰なのか、何のために仕事をしているのかが、社員と共有できたと振り返りました。
両氏とも経営指針がなければ厳しい経営環境の中で経営していくことは難しい。まずは経営理念を全社に浸透させていくことが重要であるとまとめました。
●(株)三木工務所 経営理念
我々は、お客さまの思いを大切に、技術と心を磨き、みんなが幸せになる会社をめざします。
●望月編織工業(有)経営理念
「人と社会を紡ぐステージ 社員の数だけ夢がある。」
わが社は「革新」をタテ糸に「挑戦」をヨコ糸に新たなる価値を創造し社会の進歩発展に貢献します。
人と人が織りなす感動を大切にする会社を目指します。