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経営指針講座~入門編~

経営指針講座~入門編~


経営労働委員会が主催する「経営指針講座~入門編~」が10月17日に開催されました。
この講座は経営理念を作成しようとする会員を対象に開講され、受講者9名と、すでに経営理念を作成した支援者8名の合計17名が参加しました。
冒頭、経営労働委員長の齊藤哲治氏は「この講座を通じて、何のために経営をしているのかを考えていきましょう。支援者も共に学んでいきます」と挨拶がありました。

経営理念の成文化は自らと向き合いながら

 講座では、経営理念の大切さについて中村代表理事が問題提起しました。
「経営理念を作成しようとご参加いただきましたが、一朝一夕には理念は成文化できません。また、経営理念を作成したら、それで終わりではなく、経営方針、経営計画まで作成し、社員と共有できてこそ本当の経営指針となります。ぜひ自分自身に正直に向き合いながら理念を考えていきましょう」と投げかけがありました。

社会から必要とされる会社

 さらに、目先の儲けだけにとらわれていては企業は継続しないこと、経営理念作成と同時に、就業規則などを整備し、社員が安心して働ける環境、社風を作っていくことも重要であると自らの経営体験報告を交えて語りました。
最後に企業は社会から必要とされているから存続していること、不必要となれば廃業するしかない。社会から常に必要とされる会社を目指し、継続的に発展できる企業づくりを共に進めましょうとエールが送られました。

参加者の学び合いで経営理念を考える

 その後はグループに分かれて、それぞれが経営理念の作成に取り掛かりました。
経営指針作成の手引きを基に、何のために経営しているのか、顧客に対する基本姿勢、社員に対する姿勢などを深めました。
受講者からは「書き出すことで、改めて自らの経営姿勢について考えさせられた」「日常的に何となく考えていることも、いざ成文化するとなると難しい」との感想が寄せられ、受講者それぞれが「今期までに経営理念を必ず成文化する」といった決意が述べられました。

 ※経営労働委員会では、1月に経営指針の「合宿講座」を開講いたします。

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