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12月度 甲府支部例会

『ひとつの気づきが会社を変えた!』


 甲府支部12月例会は、メディカルサロンLa Terre代表 仁藤記代子氏に「1つの気づきが会社を変えた!」~ドン底経営からワクワク経営への転換~と題してご報告を頂きました。
 どの中小企業も人材確保・人材育成・組織力アップなど、人材にかかわる問題は大小に係わらずいずれか持っていると思います。仁藤氏は、いくつかの職を経験し、2005年9月にエステサロンをオープンしました。従業員を雇うが皆がなぜか直ぐに辞めてしまう事態!? 理由が解らず頭を抱える中、辞めた元従業員から嫌がらせメールを受けストレスを感じ始めていた頃に経営者仲間からの勧めで同友会を知り入会しました。
 異業種の経営者の話を聞き、語り合い、学び合う事で従業員がやめていくのは社長の私が原因だったのだ!と理解し経営者としての心構えを一から学ぶ事を決意したそうです。
 教えて頂いたこと、気付いたことは、とにかく実践してみる、継続してみる!を努力されたそうです。その成果が実ったのか次第に従業員との信頼関係も高まり、その結果お客様からの評価も売上げも右肩上がりを更新しているそうです。
 今思うと嫌がらせメールの一文に気付かされたことが今の自分を創り、感謝のメールに思えるようになった。自分が生まれ変わったことで感じ方も変わったということです。
 仁藤社長は「経営者は常に勉強し学び続ける事が大切! 」「経営者は、従業員(関係者)から尊敬されるような存在にならなきゃダメ!」「私が変わらないと会社も変わらない!」と熱く語られました。
 グループ討論では「従業員(関係者)から気付かされた、あなたの課題はありますか?」というテーマで、各テーブルごと自社を思い返す様子で語り合っていたように思います。
 各企業の業種や規模の違いによって意見も様々でしたが「社員が宝であって、経営者はそれを理解することが重要」「従業員との距離感を保つのが重要であり、目線を合わせてコミュニケーションをとることが大切」などなどの意見が出ました。
 補足報告では「同友会で学んだことを翌日から徹底的にやってみることが大切!」と提起されました。
 この山梨の厳しい経営環境を乗り切るための基本でもあり、女性経営者ならではの観点を学ぶことの出来た12月例会だったと思います。仁藤社長様、師走のお忙しい時期にもかかわらず本当にありがとうございました。

(株)ふとんの白根 代表取締役 河野 芳樹

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