『開業して思う従業員の思いと経営者の思い』
東支部2月例会は『開業して思う従業員の思いと経営者の思い』と題して、総務サポート社労士事務所 代表 田中和博氏に報告していただきました。
田中氏は、管理職として様々な会社で総務・人事に関わってこられ、昨年独立開業なされました。開業当初「従業員としての経営者に対する思い」と「経営者としての従業員に対する思い」とがぶつかり合っていたようですが、同友会と出会い良い経営者になるためにはどうしたらよいのかを考えさせられ本音の語られた報告でした。
グループ討論では『従業員さんにどの様に見られていると思いますか?』というテーマで自分の過去をふり返りながら活発な意見が様々出てとても盛り上がりました。
久しぶりに自分に向き合い、経営者は社員からどのように見られているのかの問いに、初心にかえることが大切であり、社員が感じる社長の思いなんてものはなかなか伝わらないものである事に気づきました。
社長の思い(夢やビジョン)に対する社員のギャップや不信感をどのように埋め、社員の人生と仕事、そして会社がリンクしていくのか考えさせられました。
良い会社をつくるためには、社長も社員も学び共に成長していくことが必要だと思います。そのためにぶれない思いが必要であり、それが経営理念として成文化され共通のビジョンや目標となり社員とのベクトルがあってくると思います。 理想と現実は違いとても厳しい環境にありますが、初心にかえってあの頃自分が思い描いた理想に向かい信念を持って追い求めて行き続け、あきらめず前進することが大切だと考えさせられる例会でした。
改めて社長としての人間力を問われ、多くの気づきが得られたと思います。この気づきを自社の経営に活かして共に発展していきましょう。
貴重な報告ありがとうございました。
(株)イワタニ
代表取締役 岩谷 一