企業の盛衰は、経営者の志で決まる~当たり前のことを当たり前に続ける経営者の姿勢~
座長まとめ 長谷川正一郎
長谷川醸造(株)代表取締役
南支部の9月例会は、オオタ総合食品(株)の多田勝社長に「企業の盛衰は、経営者の志で決まる~当たり前のことを当たり前に続ける経営者の姿勢~」と題して報告を頂きました。
自己紹介から始まり、金融機関で働いていたこと、父の事業を継いだこと、(株)アマノ様との出会い、大きく揺れたBSEの問題などを前半に報告いただきました。
肉屋になったのが遅かったので、実家での仕事の傍ら土日には、無休・無給で勉強のため東京の市場で働き、通常5年掛かるところを3年で拾得したそうで、多田さんの仕事に対する真剣さが伝わってきました。
また、一度金融機関に就職したのも、何処よりも頭を下げることが多い職場だろうと考えたからだそうです。
社長になった頃、社員に腹を割って本心を伝えた事が今の経営の基礎になっているお話しも感動的でした。
後半は、経営には哲学が必要で、数字に強く、外的用件として重要な法務関係も深く勉強する事が必要で、経営理念には、「全従業員の物心両面での幸福を追求すると共に、食の提供を通して人類・社会の豊かな生活実現に貢献する。」を掲げ、社員数約100名を束ねています。
多田さんは、スーパーのアマノパークに小売の店を出店していて、オーストラリアにもステーキハウスを経営しているそうで、人に任せる経営の話は、私にとっても大変参考になりました。
感謝・お客様を裏切らないこと・因果応報の原則・山梨で一番を目指していない(広く県外も視野に入れる)。等々、参加者には勉強になったことが多くあったと思います。
報告を通して、今やっている仕事・自分の商品に自信を持っているか?今の仕事をどの程度のレベルでOKとしているか?考えさせられ反省させられました。
最後に。いつでも、どんなときでも、enjoy my life!